素人バイクレーサー岡本倫治のブログ

40過ぎてサーキット復帰したおっさんです。

「勝手にライディング講座」バイク道30≪最近のライディングフォーム≫

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【勝手にライディング講座について】

久々に、読んで胸糞悪い「勝手にライディング講座」の時間がやってまいりました!

というのは半分冗談で(笑)、自分が若い時に相手がプロであろうがアマチュアであろうが(例え自分よりも若くても)、タイムを比較して自分より速いライダーには色々と教えてもらった経験があります。

 

そのため、私などよりもっと速いライダーが数多くいるのは承知の上ですが、きっと役にたつ人もいるかと思うのと頭の中の整理として綴っております。そういえば意外にこのような内容を詳しく書いているブログが少ないように感じているのもあります。

(もちろん私も今も、様々なところで色々と学んでます。アドバイス募集中)

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MotoGPの影響のせいなのだろうが、INに極端に身体を落としたライダーが多いのが気になる。

 

私自身は逆に身体をもう少しINにいれなければならないぐらいだが、ちょっとずつその改善に向かっている。でも、恐らく今からヘルメット半分ぐらいしか内側に入ることはなさそうです。。。正直言うと、できない(笑)

 

半分は自分が出来ないから~の正当化であることも認識しているが、今時の流行のフォームには反対である(個人の感想です)。もう少し厳密に言うならば、あれをやるならば、基礎が出来上がって、マシンのポテンシャルを十分に発揮して走れるぐらいになってからでいいと思うし、その前にあれをやることは上達の弊害になると思う。

 

あのフォームを取ることによって何が問題になると思うか

1◆前(先)が見えなくなる

2◆上半身がリラックスできなくなる

3◆切り替えしのアクションが大きくなりすぎる

4◆フロントの荷重を抜きたいときにうまくやりづらい

 

<解説>

1◆フルバンクであのフォームを取ると(できたとして)目の位置は地上からおそらく50cm程度の高さしかない。土下座して顔を上げたような位置からコーナーの先が見えるだろうか?先が見えないということは、先を予測で走ることになり、難しい事態が多々発生する。例えば先で転倒があっても気づくのが一瞬遅れる等。

 

2◆肘が90度以上曲がり、IN側のハンドルによりかかってしまう。これは常に言っているように、セルフステアを邪魔することになり、結果として曲がりにくくなる。また、ライディング中は常にギャップなどに振られているわけだが、あのフォームで腕をサスペンションのように使えるだろうか?

 

3◆例えば左から右への切り替えし、頭は土下座の高さから、マシンの頂上の高さを越えて向こう側へ行き、また土下座の高さになる。これが私にできるだろうか?一回できたとして、毎周安定して続けられるだろうか?大きなアクションは時としてマシンを暴れさせる。

 

4◆コーナーリング中に腕の荷重を抜きたいとき、腕を縮めるか単純にフリーにするわけだが、すでに縮まり切っている腕をどう処理するのだろう?これは非常に高いスキルを要求されるはずである。

 

では、なぜTOPライダーはできるのか?

マルケスを例に挙げて私の個人的分析をしてみましょう。

1◆彼のフォームは仙骨から頭頂まで実にきれいに一直線を描く。単純に背中が丸まっていないので、上目使いではなく、下から見上げるような感覚で先を見ることができる。目線が低いのは同じだが、彼には正面から見るように映っているだろう。

 

2◆先の解説と繋がるが、あのフォームはいわゆる体幹がものすごく強くないとリラックスできない。彼はどこで体重を支えているだろうか?もちろん一か所というわけではないのだが、正解は股関節である。股関節を主として、それをタンクに当たる外足で補助的に支えている(と思う)。結果として上半身をリラックスできる。なぜなら体重のほとんどを下半身で支えているからだ。

ここで大事なのは、脚力や背筋力で支えているのではないということである。いわゆるトレーニングジムで鍛えているような筋力ではなく、インナーマッスルである。彼はこの力がとても強いので、レースが終わるまでライディングを維持できる。

 

3◆正直これはどうやっているのか?ただただ感心するだけだ。とてもマネすらできそうもないと思ってしまう。

 

4◆彼はIN側のハンドルの握りを意図的に変えている。掌の「カカト」に該当する部分をハンドルに当たる部分から外し、ずらしている。ちょっと分かりづらい表現だが、オーバーに表現すると、ハンドルを自分の体と反対の向こう側から握るような感覚だ。そうするとハンドルに掛かる体重は抜くことができるだろう。やってみるとわかるが、このにぎりをすると、下半身で身体を支える以外に方法は無くなる。下半身の体幹の力が弱いと、このにぎりを続けられないだろう。

 

まぁ、バイクは自由な乗り物だし、フォームは本人の好きなようにするのが一番いい。でも、ある程度腕を上げたいなら、「バイク道」の道にある程度乗らなくてはならないのではないだろうか。例えば野球をやりたいなら、キャッチボールは基本であるが、「キャッチボールなんてダセぇよ」と言ってイチローのマネをしても滑稽なだけである。

 

まずはイチローがボールやバットとお友達になるように、バイクとお友達になって欲しいと思うこの頃である。

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関係ないけど、前行ったNY郊外の水辺のほとり♪